本当の自分に一歩近づく道

【第5話】 圧倒的な差によって生まれていた劣等感

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そんな中、僕は今まではやった事の無いような
トレーニングと、異次元レベルの先輩達や
Hのような凄い同級生と
常に一緒にいる事で、沢山の事を学んだ。

練習前の入念な準備、
練習の仕方、練習のしやすい雰囲気の創り方
仲間を大切にする行動、
学業をおろそかにしない姿勢…

先輩の一人を今、思い返しても
「あの人、あんなにしっかりしてたけど
あれで高校2年生だったのか・・・」

と、思うほど、その当時の状態を振り返っても
未だに尊敬の念が出てくる先輩もいる。

話は変わるが、
体操競技は、団体戦と個人戦があり
団体戦は、チームを組み、その合計得点で
勝敗を競うものだ。(簡単に言えば・・・)

当然、チーム入りするには
高得点が取れる順という事になる。

結論で言えば僕は高校3年間を通して
一度もチーム入りを果たした事はない。

惜しくも・・・という事もない。
圧倒的な差でチーム入りは出来なかった。

幼少から体操をやってきたような強者達が
体操を学ぶ為に、片道2時間くらいかけてでも、
A高校に入ってくる程、真剣だった。

後輩も入ってきた時点で既に、先輩の僕より
圧倒的に出来る(苦笑)

中学の時は、市内の大会で上位争いをして
1位になれなかった頃の
嫉妬心や劣等感が出てこない程で
むしろ完全に諦めていた。

しかし、そんな感じで完全に諦めて
いたと思っていたが
2年生になったあたりから

ジワリジワリと僕の中に
劣等感というものが生まれてきた事に気づいていた。

それが影響してか、在学中後半あたりは
ケガなども増え、途中から練習に参加するのが
段々と嫌になってきていた・・・。

続く…
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