本当の自分に一歩近づく道

【第2話】 劣等感の埋め合わせ

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そもそも中学の時、体操部に入った理由は
バック転が出来る年下の男の子がいたが
自分は出来なかったから

その劣等感を埋め合わせる為だった。

そして、3年間体操を続けて
バック転以上の技が沢山出来るようになり

目標は達成出来たが

高校でも迷わず体操部に入った。
その理由は中学の体操部ではずっと2位や3位ばかり

だったから。

つまりここでも

劣等感を埋め合わせる為に体操を続けた。

どちらかと言えば、体を動かすのは
得意な方ではあったと思うし
そもそも競技人口が少ない事で
市内の大会では
表彰台に上がるのは難しくなかったが

1位をとった記憶は一度もない。

もうちょっとで勝てそうな時も

あったがでもなぜか勝てなかった。

理由は実に明確だった。
いつも1位をとっていた友人Kは
私がふざけて遊んでいる時も

いつも誰よりも真面目に練習していたのだ。

卒業間近になって分かったが
Kは自宅でも毎日、トレーニングを

積み重ねていたらしい。

自分ももう少し頑張れば良かったと

後悔した。中途半端な自分が恥ずかしかった。

ずっと1位をとっていたKが
高校ではやらないと言っていたので
「だったら、俺が高校3年間やれば
流石にKより出来るようになるだろう。」

と、そういう思惑だった。

【日々の積み重ねを出来ない自分】
をごまかしながら、
無理に正当化をしようと

していたようにも思う。

結果的に、Kよりも
出来るようになれば、自分の気持ちは

晴れると思っていたから。

そんな考えで私は

A高校に進学した。

でも、それは全くの幻想だった・・・。

続く・・
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